本日の伏見人は、『株式会社 辻建材』にて、雨漏り修理や屋根工事などの外装リフォームを行っている辻昂太朗さんにお話を伺いました。

メキシコ留学や就職と、いきなり驚きの経歴を語ってくださった昂太朗さん！

やりたいことにまっすぐに向き合う姿勢が、この業界に最も必要となる“信頼”に繋がっているのだと実感できるインタビューでした。

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか？

メキシコ商社から尊敬する父の元へ

雨漏り解決に特化した、防水・屋根工事や外壁塗装、リフォーム工事を行っています。

実は前職はメキシコの商社で働いていました。

昔から人と違うことをするのが好きで、「まずは留学をする」と決めた時も、人があまり選ばない留学先として“メキシコ”を選択しました。

大きな商社で働くことも楽しかったですが、実家である『辻建材』のことを時々思い返すようになりました。

家族経営の小さな会社ですので、社長自ら現場に出て、誠心誠意込めて働く父の姿は、子どもの頃から脳裏に焼き付いていました。

そんな父の姿と今の自分を比べるようになったんです。

そのうち、「父のように自分が先導を切って働けるやりがいのある仕事をしたい」と強く思うようになり、日本に帰国し、家業を継ぐことに決めました。

Q2. 大切にしていること/こだわり

創業大正10年から受け継がれてきた信頼を大切に

まずは信頼してもらうことが一番大事だと考えています。

僕たちが扱っている商品は、家や建物という大きなものなので、修理一つにしても費用がかかります。

だからこそ、安心感と信頼感が必要になるんです。

そのために心がけていることは、とにかく正直でいることですね。

もし自分が分からないことがあれば、正直に「分からない」と伝える。建築業界には様々な分野のプロフェッショナルな方々がおられるので、より詳しい方にお繋ぎすることもあります。

なぜなら、それがお客様にとって最適な提案になるからです。

『お客様に安心を提供することにより一体の喜びを得る！』

これは僕たちの経営理念です。

迷った時はいつもこの言葉に立ち返るようにしています。

ひいおじいちゃんの代から受け継がれてきた信頼というバトンを大切に守っていきたいです。

Q3. 伏見のココが好き！！

坂本龍馬の存在をいつでも感じ、感化される場所

僕が1番尊敬している歴史上の人物が坂本龍馬なんですが、伏見はそんな坂本龍馬の足跡がたくさん残された街です。

生まれ育った土佐を飛び出して、未来へ突き進む勇気とどこに行っても爪痕を残せる人間力を、いつでも身近に感じられます。

また、伏見のお客様は地元企業を信頼してくださったり、応援してくださる方が多くて本当にありがたいです。

Q4. オススメのお店・場所

いろいな感情が蘇る思い出深い場所

鴨川の河川敷の堤防には本当に様々な思い出があります。

小学校の陸上部時代は、よく練習に使っていました。

寒さが深まる秋以降は駅伝の練習が始まり、本当にキツかったです。

中学生の頃は釣りを楽しんでいましたね。

就活をしていた時は、面接前に心を落ち着かせるために深呼吸しに行ったり、夜1人で散歩に出かけて考えごとをしたりしていました。

その年々で捉え方が変わる、不思議な場所です。

Q5. 今後の目標

新規事業も視野に。　強みを活かし新たに挑戦し続ける会社へ

『辻建材』を京都で1番愛される会社にすることです。

雨漏り修理というのは、業界的にも作業が面倒で苦手意識を持たれやすい仕事です。

だからこそ自分たちがやっていく！

その覚悟がお客様に伝わって、信頼に繫がり、もっと応援してもらえる会社に成長していければと考えています。

地元との繫がりも強くしていきたいですね。

また、僕は外国語が得意なので、日本に住む海外のお客様に対応できる新規事業も開設していきたいです。

留学生も多いので、外国の方に特化したリフォームや不動産の仲介業などチャレンジしたいです。

自分たちの強みをスピーディーに、ダイレクトに事業に反映させられるのが、中小企業の強みだと思います。

これからも誰もやっていないことに挑戦していきたいと思います。

Q6. まいぷれスタッフ独自調査中！最後の晩餐に食べたいものは？

日本にない味、メキシカンロール

メキシコで食べたお寿司が忘れられません！

いわゆるメキシカンロールなんですが、ホットソースをかけて食べるあの独特の味は、日本に帰ってから一度も口にできていません。

ぜひもう一度食べたいですね。