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伏見人

宮本 直嗣さん(向島たんぼラグビー/実行委員長) vol.186

地域の魅力を生かし人と人を繋げる。向島の夜空に暖かい“縁”の花を打ち上げる笑顔創作人☆


本日の伏見人は、『向島たんぼラグビーの実行委員長』を勤められる宮本直嗣さんにお話を伺いました。


おもしろい事が大好きな農業者である宮本さんが地域の先輩、後輩と一緒になり始められた、たんぼラグビー。

今ではそのおもしろさに惹き付けられ沢山の方が参加し、皆に喜ばれる大きなイベントに育っています。

またイベントを終えた田んぼでは地域の子ども達参加による農作業が。

田んぼを通しての活動を行う中で、宮本さんには大切にしている拘りや思いが沢山ありました。

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

偉大なる伏工ラグビー部の島田先輩と恩師の山口先生と。

たんぼラグビーでは子どもから大人まで、ラグビーをする人もしない人も泥んこになって一緒に楽しみます♪

おもしろい事が大好き! そんな所も宮本さんが人を惹き付ける大きな魅力。

担い手不足の農業者が田んぼを活用した人間交流を。

 

向島にある田んぼを使いたんぼラグビーという大会の企画運営を行っています。

 

僕は伏見工業高校のラグビー部の出身なのですが、伏工が無くなる際にラグビー部の先輩から『たんぼラグビーがやりたい!』と、声をかけて頂いたんです。

丁度そのころ、僕も田んぼや農業を身近に感じて貰う為に農業者である僕たちに何か出来ることはないか?と考えていた時期でしたので、コレだ!と思い運営に踏み出しました。

 

たんぼラグビーに使用する水を張ったたんぼはぬかるんでいるので、足を取られて思うように動けないんです。

ですので競技の上手い下手が関係なくなり、案外体の軽い子どもの方が大人より有利だったりと想定外のことが起こるのがとにかくオモシロイ

参加される方は様々な業種の方、地域の子供達から大人まで沢山の方に参加してもらい普段入る事のない田んぼで泥んこになり笑顔で楽しんで貰っています。

 

異業種交流が出来ることは勿論、普段戦うことのない学校の先生対生徒や、地域のラグビーチームがトップリーグの憧れの選手と戦ったりと多様な人間交流が出来る所がとても面白いと思っています。

 

また様々なお店や地域活動をされる方にも参画いただき、ラグビーを通して人を残す交流をさせて貰っていると思っています。

Q2. 大切にしていること/こだわり

たんぼラグビー開催後、子ども達と一緒に田植えを行います♪

自分が育てる事や関わることで学ぶ食育気づき。こんな事が出来るのは町でありながらも、雄大な田畑を持つこの地域だからこそ。

同じフィールドに立つことで感じられる、人の繋がりや人への思いやりが大切。

 

たんぼラグビーを終えた後の田んぼでは、地域の小学生の子供達と、地域の障がい者福祉施設イマジン さんに通う子供達が田植えから稲刈り迄一緒に行っています。

それぞれの子ども達が障害の有無に関わらず同じフィールドでわかりあえる場面を持つことが大切。そう思い一緒に作業をして貰っています。

何も知らなければ、何かを気にしたり、何か思い、考えることはないと思うんです。

同じフィールドを持つことで、何か“気づき”を得て貰えたらなぁと思い、この活動を大切にしています。

 

また土に触れる事や農作業を通して子ども達に物の大切さや食の大切さに触れて欲しいとも思っており、『どのくらいの穂の数が1杯のお茶碗になるか?』等クイズにしたりして収穫作業をしています。

どんな風に米が育つのかを知りながら自分が育てた米を大切に食べて貰う、そうした事が食育にも繋がればと思っています。

Q3. 伏見のココが好き!!


たんぼラグビー実行委員の仲間達といっしょに♪

やはり何事も“人”が大切


伏見の人の行動的協力的な所ですね。

ただそれは昔からというわけではなく、時代の流れもあり今の自分の周りにはそういう方が多いように思います。


やはり何事も“人”であると思っているので、行動的、協力的そんな“人”がこの地域の好きな所なのかな?と思います。


僕自身楽しいことが大好き

そんな自分に共感してくれたり、協力してくれる人にいつも助けられていると感じています。


Q4. オススメのお店・場所

伏見の食材を使用した、京フレンチ料理の『水ノ雅』さん♪

オススメはmade in 伏見の食材が味わえるお店

 

オススメのお店は『水ノ雅』さんです。

おしゃれな雰囲気は勿論、伏見区産の野菜や、を使用しているところも地域に密着しておりとても好きな部分です。

僕たちが向島で作った米を使用し、伏見の老舗酒蔵である斎藤酒造さんにお願いし作った日本酒『真向』が呑めるのもオススメなポイントですよ。

 

納屋町商店街にある、宮本ファームの米粉を使用した、グルテンフリーのドーナツ屋『君に、あげる』さんも大好きなお店ですね。

君に、あげる』さんが使用する美味しい米粉はこちらのオンラインショップから購入可能♪

Q5. 今後の目標


お父様が大好きだった伏見人形。

最近ご縁があり8代目窯元の大西さんとお会いすることができ、丹嘉さんにて遂にmy伏見人形をゲットされたそう♪

自分の時間を大切に。もっと日本を見てみたい!


実は昨年、最愛の父を亡くしました。

父は74歳という、まだまだこれからという年齢で亡くなったのですが、その事をきっかけに“自分に残された時間”というものを考えるようになりましたね。


父が無くなった年から今の自分の年齢をひくと二十年弱。

一年に一度旅行に行ったとしても47都道府県回れない事に気がつきました。


ですのでこれからは自分の時間を持ち47都道府県色んな地域に行って色んな物を見てみたいですね。


バイクも持っているので仲間とバイク旅行もいいなぁと思っています。


ですので地域活動はそこそこに~と思っています(笑)


Q6. まいぷれスタッフ独自調査中!最後の晩餐に食べたいものは?

愛犬の楓大狼(ふうたろう)。とっても賢くてとってもかわいい宮本さんの大切な家族だそう。

最後の晩餐は間違いなく

 

日清の焼きそば(袋)と冷やごはんですね!

カップじゃなくて袋の焼きそば!あれ最高に美味いですよね?

併せるのは冷やごはんの所がポイントなんですよ~

米はにこまるがいいかな☆

この組み合わせが最高なんです♪

 

チキンラーメンも捨てがたいですが、やっぱり焼きそばですね。

自分は日清焼きそば作らせたら天下一品だと思っているので(笑)

【編集コメント】

ずっと前から取材させて頂きたかった憧れの宮本さん。今回このタイミングで取材をさせていただいたのには理由がありました。

実は宮本さん、向島の夜空を5分間の花火で彩る、『京都 伏見TSUNAGU PROJECT』という活動にも協力されており、宮本さんはご自身の田んぼで育てられたお米300~450kgを地域の障がい者施設であるイマジンさんに提供。提供されたお米を施設の利用者様に梱包してもらい『京都 向島花火米』として販売。

売り上げ金を活動費にし、向島に5分間の花火大会を行っておられ、間もなく2024年の花火大会が開催されるというタイミングでした。

その花火はただただ、何の利も無く、純粋に人に喜んで貰いたい!と思う温かな気持ちの活動。その活動に共感し、応援して下さる沢山の方達が賛同し“ありがとうの繋がり”を作る活動は人々の温かさを表す活動とも言えるのではないでしょうか?

地域が盛り上がる田んぼラグビーは勿論ですが、人の心に“ポッ”と温かい灯りを灯すような、そんな素敵な活動に協力されている方が、自分の生まれ育った向島に居られる事が私は純粋に嬉しかった。宮本さんも仰られていましたが、伏見区の魅力は様々ですが、私は人こそが地域の魅力と捉えており、素敵な思いを持ち、活動されている方が伏見区にいることで、この町の魅力を向上させることと思っています。

 

まいぷれの伏見人もそんな“人”にしっかりと焦点を当て、伏見区の魅力向上にお力添え出来たらなぁと考えています。七福神の8人目のような雰囲気を持つ宮本さん。取材させていただくことで私も大きな福を授かる、そんな気持ちになれましたよ♪

(取材 ちーこ)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。